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6月は社会時事研究として「脱炭素を目指す日本のエネルギー問題」を実施しました。 今回のオープン講座「社会時事研究」の講師は当倶楽部員の本間允秀氏(AFP)。 日本の安全保障は大きく分けてエネルギー・食料自給・軍事面の3つが柱になりますが今、どれ一つ安心できる状況には無いのが現状です。 今回はその一つである日本のエネルギーについて取り上げました。年初の電力不足では東京のブラックアウトが危機一髪で避けられはしましたが、今年の冬もまた、その状況は続くと言われています。 電気料金も電力自由化前と比べ5割以上アップし、将来は5倍になる可能性も?! これで日本の産業や国民生活は成り立って行けるのか非常に憂慮されます。 今回この問題について知り考える切っ掛けとすべく当「社会時事研究」を企画しました。今回のオープン講座の内容は、 1.C02削減はなぜ難しいのか 2.エネルギーは、「生活の血液」 3.日本の脱炭素削減目嘸とCOP26 4.再生エネルギーは天候任せの不安 5.日本の再生エネルギト発電の現状は 6.政府が今後増やそうなしている洋上風力発電7.基本計画には、エネルギーコストの見通し が具体的に示していない 8.もっと日本にあった自然エネルギーを活用すべき 9.日本のエネルギー問題まとめ 以上9つのポイントにわけて説明していただきました。 どれも、非常にわかりやすい解説で、今の日本の置かれているエネルギー政策の何が問題なのか、その理由も含めて、理解できました。 現在、地球における、空気の78.1%が窒素・20.9%が酸素・残り1%中にアルゴンや二酸化炭素を始め、10の成分が含まれており、その中で二酸化炭素は僅か0.04%です。 地球が誕生して46億年、誕生時は空気中の主成分が二酸化炭素でしたが、やがて地球が冷えるにつれ、二酸化炭素は海に溶けて石灰石となり海底に沈む。光合成を行う生物が増え、二酸化炭素を吸い込んで酸素を放出することで、二酸化炭素が徐々に減少し、今の状況に至っています。 一方で二酸化炭素がなくなると、植物も育たなくなり、食糧確保の問題が出てきます。二酸化炭素が、本当に地球の温暖化に影響を与えているという科学的根拠は証明されてはいませんが、世界の潮流に日本が逆らうことは、あまり得策とは言えず、日本はCOP26に沿って、やみくもに邁進することなく「日本の国情に合った国益に沿う独自の考え方」で付き合っていくことが大切なのではないでしょうかと締めくくられました。
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