今回は、会員である三澤 健 氏(ファイナンシャルプランナー(CFP))が講師となり、「相続」を「争族」にしないために!と題して講話されました。概要は以下の通り。
1. 相続の実態について (1)家庭裁判所で取り扱った年度別遺産分割調停件数の実態 (2)家庭裁判所で調停が成立した案件の遺産金額別分類の実態 (3)財産区分別納税対象額の実態 2.法定相続人の範囲 3.争いとなりやすい原因について (1)残された家族が住んでいる住宅が相続財産の多くを占めている場合のケース (2)亡くなった方が再婚しているケース (家族構成が複雑) (3)特定の相続人が、亡くなった方の介護・お世話をしていたケース (4)特定の相続人が亡くなった方から留学資金など多くの資金援助を受けていたケース (5)特定の相続人だけが亡くなった方と親しく、他の相続人とは疎遠だったケース 4.民法改正関連 (1)配偶者居住権と負担付所有権について (2)長男の妻などが義父母などを介護した場合の「特別寄与料」について (3)配偶者が居住用財産を生前贈与した場合の取り扱いについて (4)「自筆証書遺言書保管制度」について ・作成手順と留意事項 ・財産目録について 5.遺言書の作成について 6.「遺留分」と「遺留分侵害額請求」について 7.「相続」を「争族」にしないためのまとめ
|