いきいき終活研究会
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高齢期を迎えた消費者や高齢の親をもつ消費者が直面するのは、健康、お金、終の棲家などの様々な悩み。
これを消費者と専門家で話し合いながら、知識を深め、人生100年時代をイキイキと生活するための情報発信をしていきたいと考えております。

いきいき終活研究会からのお知らせ
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9月定例会はテーマ「自分のお金の守り方」で開催しました。    2020-9-24
◎学習会
・テーマ:自分のお金の守り方
「人生100年!自分のお金の守り方」   
講師:ファイナンシャル・アドバイザー・看護師
  三谷千晴氏

人生100年時代になり、100歳までずっと楽しく生きるために、自分の資産を守る知恵が満載された講演でした。
三谷講師はどこの金融機関にも属しない、中立的な立場を活かし、高齢者保護の観点から日頃、消費者が陥りやすいポイントを参考本も紹介しながら、的確に紹介し、やはり各自がお金の基本的な勉強をすることが、大事な資産を守ることにつながると述べられました。 (棚川伊知郎)




日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
2007年には日本で生まれた子供の半数が107歳より生きると推計されています。

人生100年時代という長い期間を安心してより充実したものする為に、いかにお金を減らさずに生きるか(資産寿命を伸ばす)と言う考え方が大切です。
まずは知っておくべきこととして簡単にまとめました。

〈老後に後悔したこと〉
「もっと貯蓄に回しておくべきだった」「資金計画を考えておくべきだった」とお金に関することが多い

〈日本はお金の知識を学ぶ環境がない〉
お金に関する知識が低い為、間違った資産形成や資産運用をしている人が多い。
〈金融機関の販売担当者が顧客の利益を最優先に考えていない場合もある〉
誰もが知っている金融機関でも不正問題がニュースになったりしている。

自分の資産を守っていくにはまずは基本的なお金の知識を身につけることが大切です。
そして自分がどういう人生を過ごしたいのか?を考え、理想のライフプランに沿った資金計画を立てることが重要です。(三谷千晴)

8月例会は「SDGs葬送-テクノロジーで葬送を変える」をテーマに開催しました。    2020-8-12
8月はTAWA LAB創設者・俵屋年彦氏を講師に迎え、「SDGs葬送-テクノロジーで葬送を変える」をテーマにお話しいただきました。当日のお話の要旨は以下の通りです。

<SDGs葬送=火葬に代わる地球環境に配慮した葬送>
札幌市が許可している葬送は、火葬場での火葬のみで、火葬には灯油を使用。
札幌市が、2018年度の火葬に使用した灯油使用量は、山口斎場40万8000リットル、里塚斎場42万リットル、合計82万8000リットルに上ります。
札幌市の2018年度火葬件数は20827件。人間だけの数字です。灯油使用量は、1人平均39.76リットルです。1人当たりの平均灯油使用量は、文献を探すと日本では60リットル、アメリカでは100リットルという数字が見つかります。

火葬率=アメリカ51.6%、イギリス77.1%、ドイツ62.0%、フランス39.5%、イタリア23.9%、カナダ70.5%、ロシア9.9%、香港93.3%、韓国84.2%、タイ80.0%

日本の火葬率99.97%。日本は世界一の火葬大国。画一化された葬送方法

日本の火葬率の推移
1900年29.2%。1940年55.7%。1960年63.1%。1980年91.1%。2017年99.97%

<札幌市火葬場・墓地のあり方推進協議会>
2020年3月に、2020年度から2034年度を見据えた、葬送に関する将来の目指す姿とその実現に向けた施策の方向性を示す「札幌市火葬場・墓地のあり方基本構想」を作成
札幌市の人口は、少子高齢化の進展などによって数年のうちに減少に転じ、人口の多い世代が寿命を迎えられる頃に、亡くなる人の数が多い状態が続く「多死社会」が到来することが避けられない状況
「多死社会」の本格化に伴って起こる火葬場や墓地に関する問題と、それらへの対応を示す「札幌市火葬場・墓地のあり方基本構想」をまとめた

<基本構想の葬送の定義>
「人が亡くなってから葬儀と火葬を行い、遺骨を納めたお墓や納骨堂などの管理をしていく一連の行為」

札幌市の「火葬場・墓地のあり方基本構想」は、従来の火葬や墓地が前提となっていますが、世界的には地球環境の観点などから、火葬を見直す動きが強まっています。
札幌市も新しいテクノロジーを活用した火葬に変わる葬送方法を検討すべきだと思います。価値観の多様化に合わせ、葬送方法の選択肢を増やすという観点も必要です。

展示会「死を再設計する」2020年2月11日-2021年1月24日オランダCubeデザイン美術館
約1年間にわたって、死への準備、送別、喪、永遠の命など、約50のデザインが展示さる

<Capsula Mundi カプセル・ムンディ>
遺体をカプセルに埋葬して、記念樹を育てる
カプセル・ムンディは、イタリアのデザイナーアン・シテリ(Anna Citelli)とラオル・ブレツェル(Raoul Bretzel)の両氏が考案

遺体を収容するカプセルは、微生物によって肉体を自然に分解できるようになっている。カプセル自体もジャガイモやトウモロコシなどからつくられたバイオ(でん粉)プラスチックでできている。
遺体は小さな卵形の生分解性骨壷に入れられ、大きなポッドの胎児の位置に置かれる。カプセルは種として埋められる。亡くなった人が選んだ木はその上に植えられ、亡くなった人の記念碑として、後世と私たちの惑星の未来の遺産としての役割を果たす。成長するにつれて、家族や友人は木を世話し続ける。墓地は新しい外観を獲得し森へと成長する。

★新しい技術を使った新しい葬送の方法

<アクアメーション アルカリ分解葬 液体火葬>
熱と圧力、水酸化カリウムや水酸化ナトリウムといったアルカリ性物質で、通常の腐敗プロセスを高速化する。専用機器の中で遺体は水酸化カリウムの溶けた強アルカリ性の水につけられる。液体の温度は摂氏150度程度の高温に上げられ、遺体の分解が行われる。分解は約90分で完了。遺体を分解した液体と火葬の場合と同じように遺骨が残る。
メイヨー・クリニックは2003年、初めてミネソタ州で「液体火葬」の合法化を実現。現在、アメリカ50州のうち18の州で、法的に認められている

<プロメッション promession 氷葬>
生物学を学び、企業に勤務したのち、有機野菜栽培で起業したスーザン・ウィーグ-メサク氏が2001年7月プロメッサ・オーガニック社を設立
死後1週間以内に、遺体をマイナス18度で凍らせる。その遺体をジャガイモやトウモロコシのでんぷんを主原料とする棺に納め、マイナス196度の液体窒素に浸して完全凍結させる。インスタントコーヒーやスープなど、フリーズドライ食品を作る技術と同じ。

<有機還元葬 遺体堆肥化>
2019年5月21日、米ワシントン州のジェイ・インズリー知事は、同州議会が4月可決していた人間の遺体の堆肥(たいひ)化を認める法案に署名した
Recomposeがワシントン州立大学と共同開発し、献体を使って実験を行ってきた方法は、木材チップとアルファルファ、わらが詰まった六角形のスチール製コンテナに遺体を安置する。30日以内に微生物によって分解される
2021年3月、シアトルに全く新しい堆肥葬用施設をオープンする予定

7月定例会は「後悔しないお葬式」をテーマに勉強しました。    2020-7-13
お経、戒名、昨今のネットによる僧侶手配サービス、コロナ禍での葬儀等多岐にわたり私たちが普段知っているようで、実は知らない内容を、お話しいただき、まさに目からうろこでした。

特に戒名は、その作り方などにも言及され、かなり時間のかかる大変なお仕事であることがわかりました。戒名=高いもの、というイメージが払しょくされました。

講師は札幌市東区で日蓮宗のお寺の僧侶である菅原義恵氏です。「後悔しない葬儀」についての内容をまとめました。

最初に簡単なクイズがありました。
1.お経を書いたのはお釈迦さま?
2.お経は故人の為に書かれている?
3.戒名は必要ない?
4.お坊さんは肉魚を食べない?

1は×です。お経は最初、口伝で残されていましたが、時間と共に省略や勘違いが生じ、お弟子さん達がお釈迦さまの言葉を正確に後世に残す為に集まり編さんしたものです。

2も×です。人生をより豊かに、苦しまずに生きていく為の智慧です。

3は状況によります。お坊さんが葬儀にきてお経をあげる時は必要です。
友人葬の様にお坊さんが来ない葬儀では必要ありません。

4も×です。お釈迦さまの時代と今は食べます。食べない時代はありました。

その後、1〜4を補足し「僧侶手配サービス」や「葬儀社の選び方」を話した後、「後悔しない葬儀」についてお話しました。

終活全般に言える事なのですが、「縁起が悪い」とか「残された人に任せる」と、普段話したがらない内容です。

ですが葬儀の90%以上を仏式で行う現状を見て、お寺やお坊さん、葬儀社さんと、前もって相談しておく事はとても大事なことです。そして自分や大事な方の葬儀について、話し合うならば自分が健康で元気な内でないと出来ない事は当然でしょう。

「他人任せにしない」
「自分の亡くなった後の事を考える」

普段なかなか出来ない事を、前もって考える、行動する。
これが「後悔しない葬儀」の近道だと思います。

「ぼちぼち学ぼう お墓の話 〜 知っておきたいお墓事情」    2020-6-14
いきいき終活研究会 6月定例会
(講師 終活相談ネットワーク北海道:森 裕子)
「ぼちぼち学ぼう お墓の話 〜 知っておきたいお墓事情」

12年間、民営霊園の管理と運営に携わっておりました。その時に、高齢のお客様のご相談を受けることが多くなったことから、終活の勉強をして終活の相談窓口「終活相談ネットワーク北海道」を立ち上げ、霊園を退職した現在も12人の仲間と組んで、無料相談をお受けしています。 今回は、霊園勤務の経験から得た「お墓」に特化したお話です。

「1」お墓の歴史・移り変わり
 日本のお墓は、古事記に記された日本最古の墓石「千引岩」に始まり、時の為政者の統治方針や、宗教の影響、社会情勢などで様々な変化を加えながら、現在のカタチへと変化してきました。その変遷の歴史と、お墓の構造について。墓石に刻む文字から、普通、目にすることが少ない墓石の下、ご遺骨を収めるカロートやコンクリートの基礎などについて解説しました。

「2・3」お墓のメリットとデメリットについて
お墓があると子どもに負担をかけると言う高齢者が増えましたが、お墓は、必ずしも「負の遺産」ではありません。お墓が縁で、亡くなった息子さんの友人達と交流することになったご両親のお話や、幼い頃に離婚したご両親が、娘さんの建てたお墓に一緒に入ることになったお話など、霊園勤務時代に経験したお墓にまつわる温かなエピソードを紹介しました。
また、お墓の形態は、先祖代々の墓から、夫婦の墓、故人の墓、ペットと入る墓などさまざまなカタチに変わって来ましたが、それぞれのメリット、デメリットについてお話ししました。
 
「4」墓じまいの手順と注意点
お墓の価値は認めつつも、少子化や地方の過疎化、家族観や宗教観の変化は確実に進んでおり、実際にお墓を維持する事が難しいご家庭も多くなっています。そこで、墓じまいが増えていますが、その手順と注意点、業者選びと適正な価格のポイントについてお話しました。

「5」新しい供養のカタチ
お墓に代わって登場してきた、花壇葬、樹木葬、宇宙葬、散骨、手元供養などや、火葬や土葬に代わる遺体の処理方法デアレゾメーション、プロメッションについて。また、5〜6月の道新おくやみ欄から見えてくる、コロナで一層拍車がかかった葬儀の小規模化について。葬儀の形態の変化について、などお話しをしました。
葬送や埋葬、供養の方法は、現在、劇的な変化の時期を迎えています。しかし、中には、取り返しや、やり直しがきかないものもありますので、後悔を残さないように、よく調べて、慎重な選択をすることが大切に感じます。

いきいき終活研究会3月プレ活動報告    2020-3-29
皆様、「いきいき終活研究会」のHPをご覧いただきありがとうございます。

私は「いきいき終活研究会」会員の行政書士今井真由美と申します。新型コロナウィルス感染防止のため先月の活動は中止となりましたが、緊急事態宣言の解除に伴い、マスク着用などの条件付きで3月29日(日)13時〜17時エルプラザにてプレ活動として開催いたしました。(本格的始動は4月予定です。)

1月に開催したプレ活動では、私の専門分野である「高齢者とペットの生活」をテーマに、飼い主様が元気なうちに、家族である大切なペットと暮らせなくなったときに備えて、信頼できる新しい飼い主様にペットと飼育費を託す「ペット信託®」を中心にお話いたしました。

今回は「空き家対策〜今から始めることは?」をテーマに、今「空き家対策」のひとつとして注目されている「民事信託(家族信託®)」を中心にお話いたしました。
「民事信託」は、前回お話した「ペット信託®」と同じ信託法が根拠となります。

「空き家問題」の半数は相続が原因です。争う相続を残さないためにも、事前に対策する必要があります。
ご自宅を所有されているご高齢者にとって、長年住み慣れたご自宅をどうするべきか?をお考えになることは寂しいことなのかもしれません。

ただ、人とは違う「命」がご自宅にも存在していると思います。「命」あるご自宅だからこそ、元気なうちに「空き家」にしないための法的な対策が必要になります。

私も父との間で、父の所有する自宅とアパートを信託財産として民事信託契約をいたしました。親子の間で契約することに違和感を覚えるかもしれませんが、父との会話が増え、父の想いを受け継ぐきっかけになったと思います。

法的な対策をすることは、ご家族と話し合いをするきっかけにもなり、安心に繋がります。今回のテーマ「空き家対策〜今から始めることは?」が安心への対策・備えとなれば幸いです。

今回は新型コロナウィルス感染防止のためマスク着用でお話させていただきました。お聞き苦しい点も多々あったと思いますが、ご参加していただいた会員の皆様に心よりお礼申し上げます。

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